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2025年3月21日

ファッション豆知識

ファッショントレンドって誰がいつどう決めてるの?

オシャレをする上で意識するのが『トレンド』。

今年のトレンドカラーは〇〇色、トレンド素材は〇〇、トレンドのシルエットやアイテムは・・・というのはよく聞く言葉だと思います。
お店に行っても店員さんから「こちら今年のトレンドアイテムです」と勧められたことのある方も少なくないのではないでしょうか。

そのトレンドですが、単純に「そうなんだ」と思うだけの人も多いかもしれませんが、
最近ふと

「そもそもそのトレンドって誰がいつ決めてるの?」

って思ったんです。

気になったことは調べなきゃ気が済まない性格なので、このことについてもちょっと調べてみましたので、簡単ではありますが私なりにまとめてみたいと思います。

※ネット等で見た情報を私なりに解釈してアウトプットするものなので一部間違っていたらすみません。

実は仕組まれている?トレンドの決め方

早速ですが、トレンドは2年前に決まっているとのことでした。

まずはインターカラー(国際流行色委員会)という団体が2年前の6月と12月にそれぞれ2年後の春夏(通称SS)と秋冬(通称AW)のトレンドカラーを決めます。
※インターカラーは2023年12月時点で日本を含む17の加盟国それぞれの色彩情報団体から構成されていて、協議でトレンドカラーを選定しています。

そこでは国際流行色という約20〜30色(500色の中から)が決まり、そこからさらに各国の色彩情報団体が自国でのトレンドカラーを決めるといった流れになっています。

つまりトレンドカラーとは流行っている色というよりは、流行るだろうと予想された色ということになります。

色が決まったあとは素材・デザインを決めていく

トレンドカラーが決まると続いて素材やトレンドデザインが決まります。

これも流行るだろうと予想されたもので、スタイリングオフィスと呼ばれるトレンド情報会社(パリが中心)が、素材、シルエットといった総合的なファッショントレンドを予測し、それをトレンドブックとして販売したり、トレンドセミナーを開催。

素材に関しては実際のシーズンの約1年半程前から、糸の展示会である「ヤーン展」、生地の展示会である「テキスタイル展」というのが世界各地で開催されるようです。

デザイナーはこういった情報を参考にしながらデザインを考えたり、仕入れる商品を決めます。
デザインもたくさん作る必要があり、また商品の製作にもかなりの時間がかかるため、実シーズンの2年も前からこのようなトレンドを作る動きは始まっていたんですね。

そして一度は聞いたことあるかもしれませんが、実シーズンで販売される半年くらい前にパリコレ等のファッションショーが開催され、それがネットやファッション雑誌にて掲載されて初めて私たちは今季のトレンドがこういったものだと知ることになるのです。

SNSの影響で変わってきた!?

このようにトレンドは2年前から予想された(作られたとも言うべき?)ものということが分かりました!

しかしそれが少し変わってきている部分もあるようです。

それは昨今のSNSの普及等により、予想していなかった新しいトレンドが生まれたり(逆にすぐ消えたり)することもあるということ。

インフルエンサーがトレンドを作ったりと、これまでは一消費者だった個人の発信が、多くの人に影響を与える時代ということですね!

ブランド側もSNSを活用し、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを図ることで、新たな服作りを行い、トレンドを生み出しています!

最後に

いかがでしたでしょうか!

ふと気になって調べてみたトレンドの決まり方。

実は2年前から決まっていた(作られていた?)ということを知り、少し驚きましたが、こういった背景を知ることで、よりファッションが面白く感じられますね!

この記事を書いているのは3月中旬ですが、ちょうど今頃、各ブランドが2025AW(秋冬)コレクションを発表しています。

こうしてファッション業界は日々動いています。ぜひ、豆知識の1つとして覚えてもらえたら嬉しいです!